QHOME本店がある九戸村周辺は厳寒の地であり、冬期は氷点下15℃になることも少なくありません。岩手県は脳卒中の死亡率が全国ワースト1の地域でもあり、この地では過疎化も急速に進んでいます。 人を守るはずの住まいが、健康被害を助長させ、高い光熱費のまま苦しい年金生活を強いられるケースが多いのも現状なのです。 そうしたなかで安易に建てられる住まいは、家族の生涯に寄り添うことなく、街並み形成までも無視しながら、短期間でゴミのように廃棄され、施主はまた建て替えによる経済負担で苦しい生活を余儀なくされます。 住まいと人との関係性が昔のように強い絆で結ばれているわけではなく、消費財のようになっているのが残念でなりません。 安全で快適、健康的な住まいには裏付けが必要です。安全性は構造のみならず、設計的な細やかな配慮があって初めて実現します。快適さを得るために、やみくもにエネルギーを浪費しては元も子もありません。 健康への配慮は素材の選択から温熱環境の設計、設備の選択に至るまで、さまざまな根拠が必要です。それらの根拠の多くは数値で示すことが可能ですが、それを提示できる工務店、裏付けを求める施主が少ないことも、悪循環を断ち切れない理由になっているのです。
私たちの建てる住まいは、最低でもQ値1.6W/m2・Kという断熱性能を保証しています(平均値.4W/m2・K)。この数値は、国の次世代省エネ基準の北海道仕様を上回るもので、プランごとに計算書を提出し「性能の見える化」を徹底しています。 性能が「見える」ということは、風の流れ、日射の遮へい・取得などの設計も必要です。こうした配慮をすることで、最低限の設備で全館暖房が実現でき、年間の光熱費のシミュレーションも可能になるのです。 全館暖房は脳卒中などのヒートショックを予防し、介護の状態になってもなお、快適な環境でそれをサポートします。生活スタイルの変化に対応できる緻密な設計を行うことで、家族の生活に寄り添える生涯設計をともに考えるのです。
基本にあるのは、人と住まいを「時間」という軸で考える視点です。その家族だけが過ごしてきた過去の時間、家族にとって現在必要な要件、家族にとって予想される未来。 刻々と変化する「時間」の流れを設計し、その「時間」が重なっていくことで人と住まいの関係性は深くなり、代々記憶に刻まれる住まいとなっていきます。 新築のみならず、リノベーション(断熱改修)を大事にしているのは、住まいと人との関係を長い時間の推移のなかで捉えているからにほかなりません。 工務店、施主がともにそうした視点を持つことで、住まいも人も安心が保証され、末永く地域の財産としての住まいが継承され、街並みができ、人と地域が守られていくのだと思っています。
等々... 様々な思いがあると思います。
家づくりは「 建てることが目的 」ではなく、 『 家族みんなで人生を楽しむ家を創る 』 ことだと、QHOMEは考えます。 ・・・ ですが、 QHOMEがご提案する耐震・断熱・換気へのこだわりは、 建物が完成すると隠れて見えなくなってしまいます。 ・・・ だからこそ! 「永く安心して住んでいただく家」をコンセプトキーワードに、 家事動線・収納・アフターメンテナンスの充実を図るとともに、 耐震性・断熱性・換気にもこだわった家づくりをしています。